瞑想の方法
瞑想のご説明をする際に「無になるんですよね?」と聞かれることがほぼ100%です。
端的に申し上げると、それはできません。
いや、本当ならできるのですが、その境地までたどり着くには相当な経験が必要です。
今日から登山を始めようかという人が「エベレストに登るんですよね」と言っているのと同じです。
ですのでみなさん、最初はハイキングから始めましょうね。
一つ、登山と違うところは、誰でもエベレストに登れるまでの境地にたどり着ける可能性は大いにありますので、諦めずにその道を進んでいただきたいと思います。
瞑想をする場所は、自宅などの落ち着ける場所で、胡坐をかけるならどこでもいいです。私はベッドの上やリビングのダイニングテーブルの椅子に座ってしています。
胡坐をかいて座禅の体勢になります、つま先は両方をひざに乗せなくても大丈夫です。楽な姿勢にしてください。
うまくバランスが取れない人は、ベッドの端に座って壁を支えにするなどして、背もたれを使ってもらっても大丈夫です。お尻の下にクッションを敷いてもいいですね。
ただし、猫背にならないように姿勢はよくしてください。高波動のエネルギーは背骨を軸に降りてきます。(これをクンダリーニと呼びます)
手は力を入れずに身体の前で軽く指を組む、もしくは左右それぞれのひざの上に手を乗せて、指は親指と人差し指で丸を作るのがいいです。
そうすることで、身体に入ってきたエネルギーが身体を循環してくれます。手の平を開いたままだと、そこからエネルギーが抜けていってしまうので気をつけてくださいね。
姿勢が整ったら、次は呼吸に意識を向けてください。
ゆっくりと吸って、ゆっくりと吐く。丹田のあたりに息を入れて、丹田から吐く。決して肺呼吸にならないように、腹式呼吸を意識してください。
吸う時間よりも吐く時間を長くすると、気持ちが落ち着いてきます。
呼吸に意識を向けていても、どんどんと思考が湧いてきますので、まずは「あ、今考えている。」と気づいてください。
気づけたら、その考えていることを頭から追いやります。水に流すようなイメージでも、頭から外に降ろすようなイメージでも、空へ飛ばすようなイメージでも構いません。
そうやって頭から追いやるイメージをしつつ、また呼吸へ意識を戻します。
呼吸へ意識を戻したと思ったらまたすぐに思考が湧いてきます。そういうものなので気にせずに「あ、また考えている。」と気づき、同じ作業を繰り返してください。
これをどんどん繰り返すことで、思考が湧いてくるタイミングが少しずつ遅くなってきますし、思考が湧いてきてもすぐに呼吸へ意識を戻すことができるようになってきます。
日によってはなかなか集中できない日もあるかもしれませんが、そういう時は、あぁ今日はそういう日なんだなーと焦らずにできる範囲で行ってください。
この呼吸に意識を向けることに慣れてきたら、次は宇宙のエネルギーを受けとってみましょう。
息を吸うときに、ホワイトゴールドの美しいエネルギーが身体に入ってきて、息を吐くときには身体に溜まった黒くて汚いエネルギーが出て行くイメージをします。
息をするたびに、美しいエネルギーが少しずつ身体にたまっていき、澱んだ黒いエネルギーは減っていきます。
それを繰り返していくと、黒いエネルギーは無くなり、美しいエネルギーで全身が満たされ覆われていきますので、ここまできたら、そのホワイトゴールドの美しいエネルギーに心ゆくまで浸ってください。
それはもう、とても心地の良い癒しの時間となります。
この瞑想法を行うことで、宇宙の高波動を受け取り、ネガティブな感情などの浄化になるのです。
瞑想にあたる時間ですが、目安は特にありません。
最初は3分でも大丈夫です。今までずっと思考を放し飼いにしていたのに、いきなり長い時間向き合うというのもコツを掴むまでは難しいものです。
瞑想が習慣になると、普段の自分の意識の方向性もわかるようになってきます。「イライラしているなぁ。」「仕事のことばかり考えているなぁ。」「心配ごとばかりだなぁ」など自分が考えていることに目を向けやすくなるので、意識的に「落ち着こう」「リフレッシュが必要だ」「あの人に相談しよう」など、気持ちを切り替えていくことができるようになるのです。
人生をより良いものにしていくために瞑想は必ずあなたの力になってくれます。
どうぞ今日から習慣にしてみてくださいね。
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